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9月2日(日)食育シンポジウムにていただいた質問への回答

食育シンポジウムにご参加いただき、貴重なご意見やご質問をありがとうございました。

その場でいただきました13個の質問について、あたためて、以下のように回答申し上げます。
なお、現在、食育推進議員懇談会に所属する議員全員で条例策定の協議中であり、代表して事務局がお答えいたします。あくまで現時点での見解であり、今後、多少の変更がある可能性もありますので、予めご了承ください。

食育推進議員懇談会 事務局
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条例を作るにあたって、既に小金井市での取り組まれていることも盛り込まれていると思います。具体的な事例を教えてください。

小金井市では、食育基本法第18条第1項に基づき、食育を総合的かつ計画的に推進するため、平成19年に食育推進会議を設置し、約半年間の議論の結果、平成20年6月に「小金井市食育推進計画」を策定いたしました。それまでに学校や地域で取り組んできた食育事業を継続するとともに、食育シンポジウム、食育月間・食育の日、市民アンケート、食育関連団体登録制度の実施といった事業に取り組んでいるところです。我々は食育推進計画をより発展的に強化する意味で議員提案による条例を策定中であり、条例案の第2章~3章(第13条~16条)は食育推進計画を土台に作成しております。
詳しくはコチラをご参照ください。→「小金井市食育推進計画」について

条例案14条(4)に関して、学校が地域向け食育教室を担う必要があるのか、学校へのプレッシャーにならないのか疑問です。

主旨としては学校と地域が「食」を通じて連携する方法を模索してほしいという点です。食育教室はひとつの具体例であり、当然、各学校の個別の判断もあり、尊重するものです。学校現場からの貴重なご意見と受け止め、参考にさせていただきます。

食育の普及について、啓発についてどのように考えていますか?

食育という広い分野において、多くの市民、関係団体に意識していただくことは非常に重要だと考えています。食育に関心をもっていただくため、条例案でも第2章(第13条~15条)に盛り込み力点を置いています。具体的な取り組みについては、条例制定後の新しい推進計画に委ねることとなります。

「食育を通して1つの家庭のようにしたい」というのがわかりにくいので、具体的にどんな家庭?わかりやすく説明してほしい。

小金井市を、ひとつ屋根の下で食事時に何でも話し合える家族のようなまちにしたい、といった意味で家庭と表現いたしました。「家庭」と表現するかどうかも含め、今後の協議で詰める予定です。

ここに集う市民に何を求めているのでしょうか?

まず、食育について知っていただき、かつ、議会が食育について条例を定めようとしていることについて広く意見をいただきたく思い、シンポジウムを開催いたしました。条例案について、ご意見ありましたら是非、食育推進議員懇談会メールアドレスkoganei.syokuikugiin@gmail.comを通じてお寄せください。今後とも食育推進議員懇談会をよろしくお願いいたします。

小金井の学校給食は、だしもとっているし、半加工品は極力使わない、手作りを基本としたものであるが、家庭(もしくは女性)に過度のプレッシャーをかけないためにも、もっと活用しませんか?

学校給食は食育を考えるうえで重要な部分を占めていると考えています。また、我々は美味しく安全な学校給食を守り続けたいと思います。いただいたご意見は、学校給食室で作った料理を配食サービスするといったアイデアかと思いますが、参考にさせていただきます。

家庭環境により、高齢者、子どもが個食(1人で食事をとる)が多くなっています。この解決策をどう考えますか?
家族に限定しない「団らん」には共感しますが団らんの強強(原文ママ)にはひとり暮らしへのプレッシャーにもなります。豊かな「個食」という発想が大事ではないでしょうか?


「こしょく」(孤食=ひとりでの食事、個食=誰かと一緒に食べていても個人個人が別々のメニューを食べる)については社会問題ともなっており、ワーク&ライフバランス、超高齢者社会といった観点からも考察されるべきで、一自治体だけでなく国としても取り組まなければならない課題だと認識しています。家庭での団らんの強制といった考え方は一切ありませんが、少なくとも共食することができる環境を整える努力をすべきだと考えます。例えば、町会や自治会、趣味のサーサークル、近所のお祭りといった地域コミュニティの中で対応することが可能ではないでしょうか。
また、ひとりで食べる場合の豊かな食事メニューといった考え方は理解するところですが、基本的に我々は「豊かな」と「孤食(個食)」は、相反する言葉であり、「こしょく」を、できることなら改善するよう努めたいと考えています。

遺伝子組み換えについてどう考えていますか?私はとても反対です。
安全な食べ物を小金井で食べたいとはみんなが願っていたこと。遺伝子組み換えでない作物づくりでブランド化を徹底してください。


まず、食育シンポジウムのパネルディスカッションの中でも説明があった通り、自然界の中でも突然変異というかたちで「遺伝子組み換え」があるということは、ご理解ください。

おそらくバイオテクノロジー的な「遺伝子組み換え」を心配されているかと思います。安全な食物の提供は当然なことだと考えています。

日本の自給率が問題になっていますが、小金井の野菜の自給率はどのくらいですか?またあげるために、条例をどう生かしたらよいと思いますか?

残念ながら小金井内で野菜についての自給率は調べようがなく、わかりません。我々としては、地産地消も重要だと考えており、条例案の中でも学校給食における小金井産野菜の利用を更に進める等の提案をしています。

(わかればでいい)自分の仕事柄、小さいお子様のおられるお母様と接する機会が多いので、その世代向けで1つのポイントをしぼって食育を伝えるとなるとどう伝えていけばいいと思いますか。

保護者と子どもが一緒に食べることが重要ではないでしょうか。食べさせるだけではなくそばに座って食べることで気付きも得ることができます。ご検討ください。

魚離れに対する子どもへのフォローは学校等で行われているのか?アレルギー食相談だけでなく、アレルギー児をもつ親の会が発足されないだろうか?(外食に行きたくても行けない。昼食も難しい。それは何よりものプレッシャーです。)実際に献立を立てている栄養士が教壇に立つ機会はあるのか?また栄養教諭の配置は行われているのか?
「魚離れに対する子どもへのフォロー」は、学校だけでなく家庭等でも行われると効果的だと考えます。「アレルギー児をもつ親の会」は素晴らしいアイデアです。是非、市民の皆様からの自発的な行動があれば、サポートしたく思います。また、栄養士は教壇に立っており、栄養教諭は、H24年4月から東小学校に配置されています。

ご協力ありがとうございました。
by shokuikugiin | 2012-10-01 23:18 | 問合せ


食育基本条例制定をめざす小金井市議たちの活動お知らせ


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